はじめに:インタビューの「決めゼリフ」
インタビューで「なぜこの仕事を続けているんですか?」と聞かれた人が、思い出や出来事を語ったあと、最後にこう言って話を締めることがあります。
That’s why I do what I do.
単語は中学で習うものばかりです。でも、実際のインタビューで聞くと「ザッワイ…ワライドゥー?」のように、ひとかたまりに聞こえて驚きます。
この記事では、この一文だけを3ステップで練習します。
- 場面を聞く
- 記号つき英文で音を知る
- シャドーイング
意味:日本語に直しすぎない
直訳すると「だから私は、私がしていることをしている」。
日本語にすると少し不思議ですが、英語では自然な言い方です。
- That’s why:それが理由です(直前に話したことを指す)
- what I do:自分の仕事、自分の活動
つまり「今話したことが、私がこの仕事をしている理由なんです」という意味です。
日本語訳を覚えるより、「理由を話し終えたら、この一文で締める」という使いどころで覚えるのがおすすめです。
Step 1 場面を聞く
まずは英文を見ずに、音だけを聞きます。
Step 2 記号つき英文で音を知る
Qが音の区切りやつながりを書き込んだ英文です。記号の意味は下の表を見てください。
That’s WHY‿I DO ‖ wha(t)‿I DO.
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| 太字 | 強く・長く・高く言う語 |
| ‿ | 前後の音がつながる |
| (y) | 間に小さな「ヤ」の音が入る |
| (t) | t がはっきり出ない(弱い「ラ」や「ダ」のような音になる) |
| ‖ | 息つぎ・小さな区切り |
ポイント1:強いのは3つだけ
強く読むのは WHY / DO / DO の3語です。That’s、I、what は弱く短く、強い語の間に押しこむように言います。
ポイント2:why I もつながる時ある
「ワイアイ」のように聞こえることもあれば「ホワァイ」とひとかたまりで聞こえることも
ポイント3:what I は「ワライ」
アメリカ英語では、母音にはさまれた t が、軽い「ラ」や「ダ」のような音になることがあります。what I が「ワライ」「ワダイ」に聞こえるのはこのためです。
Step 1で「ワライドゥー」と聞こえた人は、耳が正しく音をとらえています。
ポイント4:That’s はほとんど「ザッツ」にならない
That’s は弱く読むので、「ザッツ」よりも短く「ザッ」くらいで、すぐ why につなぎます。
Step 3 シャドーイング
音のしくみが分かったら、体で覚えます。3段階に分けて、1段階ずつ進めてください。
- 英文を見ながら同時に読む(オーバーラッピング):記号つき英文を見て、話し手の声に重ねて読む。WHY・DO・DOの3か所で声が強くなっているかを確認する
- 見ずに一拍遅れてついていく(シャドーイング):英文を隠して、聞こえた音をすぐまねる。「ワライ」がつながって言えたらOK
- 間や抑揚までまねる:話し手が少し間をあけるところ、最後の DO で声が下がるところまでそっくりにする。
もっと速い速度
tell you a little about why I do what I do
違うパターンも
That’s the whole reason I do what I do.
自分の言葉に置きかえて使う
言えるようになったら、文の一部を変えて自分のことを話してみましょう。
- That’s why I love what I do.(だから今の仕事が好きなんです)
- That’s why we do what we do.(だから私たちはこの活動をしているんです)
どんな質問のあとに出てくる?
答えを引き出す質問もセットで
- What keeps you going?(何があなたを続けさせているんですか?)
- Why do you do this?(なぜこの仕事をしているんですか?)
- What do you love about your job?(仕事のどこが好きですか?)
インタビューではよく出てくるフレーズです。
聞き慣れて、何も考えなくても意味をつかめるようにしましょう!