シャドーイングが大事なのは分かっていても、「何を聞けばいいのか」で止まっていませんか。
YouTubeには英語学習のチャンネルがたくさんあって、選ぶだけで疲れてしまいます。
この記事では、私Qが実際に見ている中から、「聞いて・まねて・質問できる」ようになるのに役立つ3チャンネルを紹介します。3つとも無料で、それぞれ役割が違います。
- ⭐️⭐️⭐️Rachel’s English:これまでなぜ知っているはずの単語やフレーズが聞き取れなかったがわかる!
- Speak English With Vanessa:日常会話のフレーズをリアルな場面で知れる
- Vogue「73 Questions」:有名女優らに対するテンポのいい質問と回答のやり取りを聞ける
英語のチャンネルはたくさんありすぎて選べませんよね。
この3つは、いろんな基礎が学べて、私が実際に見ている大好きなチャンネルです。
読み終わるころには、自分のレベルと目的に合う1本が決まり、今日から何を見ればいいか迷わなくなります。
3つのチャンネルを選んだ基準
選んだ基準は3つです。
自分で開拓する際にも、参考にしてみてください
- 無料で、たくさんの動画が見られる:続けて見られる量があることが大事です。
- 英語の字幕がある:日本語訳に頼らず、英語のまま確かめられます。
- 楽しくみられる:興味が持てなかったら見続けられません。
反対に、映画やドラマの場面を切り抜いて解説するチャンネルは外しました。面白いのですが、公式の動画かどうか分かりにくいものが多いからです。
1. Rachel’s English|聞き取れない理由が「音」で分かる
Rachel’s Englishは、アメリカ英語の発音を専門に教えるチャンネルです。先生のRachelさんは2008年ごろからYouTubeで教えていて、英語学習チャンネルの中でも特に長く続いています。
どんなチャンネルか
- 音がつながる・消える・弱くなる仕組みを、口の形まで見せて説明してくれる
- 動画には英語の字幕がついている
- 再生リストが目的別に分かれている。たとえば、一つひとつの音を練習するもの、弱く読まれる単語を集めたもの、実際の会話の中で音を確かめるものがある
おすすめの使い方
シャドーイングの「Step 2:記号つき英文で音を知る」の先生にします。
インタビューで聞き取れなかった部分を、「つながる音なのか、消える音なのか」と、Rachelさんの説明に当てはめて考えます。
全部を順番に見る必要はありません。聞き取れなかった単語やフレーズの解説だけを探して見るのが続けるコツです。
おすすめする人・しない人
| おすすめする人 | おすすめしない人 |
|---|---|
| 単語は知っているのに、話されると聞き取れない人 | アクセントなど専門的な解説も英語は疲れて嫌という人 |
| アメリカ英語の発音をまねしたい人 | イギリス英語を学びたい人 |
ネイティブのように話せるなら、聞き取れる
というのが、私の実感です。
地味でコツコツ続けないといけませんが、スピーキングにもリスニングにも必須のトレーニングです。
※有料のオンライン講座(Rachel’s English Academy)もありますが、この記事では無料のYouTubeだけを紹介しています。
2. Speak English With Vanessa|会話のフレーズを口に出してまねる
Speak English With Vanessaは、アメリカ人の英語の先生Vanessaさんのチャンネルです。
新しいレッスン動画が毎週金曜日に公開されます。
どんなチャンネルか
- 日常会話でよく使うフレーズや句動詞を、テーマごとに教えてくれる
- ほかのアメリカ人との会話を見せて、その中の表現を一つずつ分解して説明する動画がある
- 話すスピードがゆっくりめで聞き取りやすい
おすすめの使い方
シャドーイングの「Step 3:シャドーイング」の練習相手にします。Vanessaさんの話し方はゆっくりではっきりしているので、オーバーラッピング(英文を見ながら同時に読む)から始めやすいです。
インタビューの動画は速くてついていけない、という人の最初の1本にも向いています。
おすすめする人・しない人
| おすすめする人 | おすすめしない人 |
|---|---|
| 日常会話のフレーズを増やして、口に出したい人 | すでに速い会話も聞き取れる上級者(物足りない) |
| 速い英語にまだ慣れていない人 | 発音の細かい仕組みを知りたい人(Rachel’s Englishが向く) |
【Qの体験:Vanessaさんの動画でまねしたフレーズを1つ】
※有料の講座もありますが、この記事では無料のYouTubeだけを紹介しています。
3. Vogue「73 Questions」|テンポのいい質問の型を聞く
「73 Questions」は、ファッション誌Vogueの公式YouTubeチャンネルの人気インタビューシリーズです。2014年に始まりました。カメラの後ろにいるインタビュアーが、ゲストの家などを一緒に歩きながら、73個の質問を次々に投げかけます。1本10分ほどで、途中でカメラを止めずに撮られています。
どんなシリーズか
- 短い質問が次々に出てくるので、1本で質問の型をたくさん聞ける
- 英語学習用の動画ではないので、スピードもやりとりも自然なまま
- ゲストによって話し方やアクセントがさまざま
- 新しい回はここ数年少なめだが、過去の回がたくさん見られる
おすすめの使い方
シャドーイングの「Step 1:場面を聞く」の素材にします。1本を全部まねる必要はありません。気になった質問を3〜5個選んで、そこだけを字幕なしで聞き、まねしてみます。
このサイトのテーマである「インタビュー力」にいちばん近いシリーズです。答えだけでなく、質問の短さやテンポに注目すると、自分が質問するときに使える型がたまっていきます。
おすすめする人・しない人
| おすすめする人 | おすすめしない人 |
|---|---|
| 英語で質問するバリエーションを増やしたい人 | 速い英語にまだ慣れていない人(Vanessaさんが向く) |
| 好きな俳優やアーティストの素顔を英語で知りたい人 | 学習用の解説がほしい人(説明はなく、インタビューだけ) |
【Qの体験:73 Questionsで「使える」と思った質問を1つ。好きなゲストの回でも】
【メモ:記事で動画を見せるときはYouTube公式の埋め込みだけにして、質問の書き起こし全文は載せない。字幕の有無は回ごとに確認する】
3つの使い分け
正直なところ、Rachel’s Englishは必須かと思っています。
実際の場面で見たいという人は、Vanessaさんがおすすめです。
まとめ:まず1チャンネル、1本の動画から
今回紹介した3つは、どれも無料で、役割が違います。
- 本物の質問を聞くなら、Vogue「73 Questions」
- 聞き取れない理由を知るなら、Rachel’s English
- 口に出してまねるなら、Speak English With Vanessa
3つ全部を見る必要はありません。今日は1つだけ選んで、短い場面を1か所、字幕なしで聞いてみてください。
ただ、YouTubeで身につくのは「聞く」と「まねる」までです。
覚えたフレーズを自分の口から出すには、実際に話す場が必要になります。
具体的な練習の手順は、シャドーイング3ステップの全体地図の記事で紹介しています。